兄弟姉妹に会って励ましたい。
ローマ人への手紙1章8節~13節
1:8 まず第一に、あなたがたすべてのために、私はイエス・キリストによって私の神に感謝します。それは、あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。
1:9 私が御子の福音を宣べ伝えつつ霊をもって仕えている神があかししてくださることですが、私はあなたがたのことを思わぬ時はなく、
1:10 いつも祈りのたびごとに、神のみこころによって、何とかして、今度はついに道が開かれて、あなたがたのところに行けるようにと願っています。
1:11 私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでもあなたがたに分けて、あなたがたを強くしたいからです。
1:12 というよりも、あなたがたの間にいて、あなたがたと私との互いの信仰によって、ともに励ましを受けたいのです。
1:13 兄弟たち。ぜひ知っておいていただきたい。私はあなたがたの中でも、ほかの国の人々の中で得たと同じように、いくらかの実を得ようと思って、何度もあなたがたのところに行こうとしたのですが、今なお妨げられているのです。ローマ人への手紙 1章8節~13節
パウロの感謝
パウロは、何よりも先に感謝をしている。それは、イエス様の救いが世界中に広がっていたから。
「すべての道はローマに通ずる」というほど、当時のローマ帝国は発達していた。
さすがに今から2000年前は、電気もガスもなく、のちに自動車が誕生するなんて考えもしなかっただろうけど、国家としての機能が備わっていた。このあたりは、2000年前のローマ帝国 を知ってもらうとよくわかる。
イエス様を信じた人たちが、その周りの人たちに述べ伝え、イエス様の救いを多くの人に伝えていたのだ。
主のことばが、あなたがたのところから出てマケドニヤとアカヤに響き渡っただけでなく、神に対するあなたがたの信仰はあらゆる所に伝わっているので、私たちは何も言わなくてよいほどです。
テサロニケ人への手紙 1章8節
テサロニケ人への手紙でも、パウロはイエス様の信仰が広がっている事を喜んでいる。
キリストを信じる信仰、これこそが、永遠のいのちを得るたった一つの方法であり、その事を信じる人が増える事は、クリスチャンにとってものすごく嬉しい事なんだ。
会って励ましたい想い
パウロは、ローマにいるクリスチャンに、ずっと会いたいと願っていた。
いつも祈り続け、願って思い出していたのは、ただイエス様を信じた者同士の知り合いのようではなく、本当に主イエス様にある兄弟姉妹として、直接会ってイエス様のことで信仰の励ましを与えたいと願っていたからなんだ。
主イエスを唯一の救い主と信じる、私たちクリスチャンは、時代が違っても、住む地域が違っても、職業や立場は違っても、聖書の示す救い主イエスにあって兄弟姉妹に変わる事がない。
私たち日本に住むクリスチャンが、他の国のクリスチャンを励まし、祈る事ができるのは、本当に感謝だと思う。また、私たち自身も、聖書を通してパウロの励ましを時間を超えて受け取る事ができる。この聖書のみことばの励ましでもって歩んでいける事は、たいへん幸せな事なのだ。
ところで、聖書の中には、「互いに」という言葉がたくさん使われている。
「互いに愛し合い」、「互いに慰め合い」、「互いに励まし合い」などなど。
「互い」があって、励まされたり、愛し合い、慰めあったりすることができるんだ。